2009年6月23日火曜日

奥が深いドラクエ

深い。ドラクエ一つでこんなに考えられるなんて(笑)
自分だと中々こんな考えは浮かばなかったから、ちょっと新鮮♪

"もっと、わかりやすい例を出しましょうか。
「ドラゴンクエスト」です。
その名セリフの中に、

「死んでしまうとは なにごとだ」

というものがありますよね。
このセリフも、ゲームな

らではの言い回しです。

だけど、このセリフを発した王様は、
それを「主人公」に向かって言っています。
プレイヤーに向かって言っているわけじゃない。

主人公に向かって発せられたセリフを、
プレイヤーが読む、という形になっていると思うのです。

つまり、小説的な言い回しなんですよ。
小説内の会話シーンを読むのと同じことなんです。
「ドラゴンクエスト」って、
ものすごく「小説」な味わいのするゲームです。

ウインドーデザインもそうでしょ。
アイテムを装備したり、道具を使ったりするとき。

ぽんぽんぽん、とウインドーが開く。
しかし、主人公の姿は消さない。
フィールド上にいる主人公の姿を表示したまま、
周囲にウインドーが開いていく。

「そこに見えているキャラが、主人公なのだ」
ということを、示し続ける。
一瞬たりとも、主人公の姿を消さない。

たとえば「ファイナルファンタジー」が、
アイテム装備、あるいはステータス確認のとき
画面を切り替えて、
画面全体にウインドーを開いてしまうのとは、対照的でしょ。

「ゼルダ」もそうだよね。
画面全体がステータス画面になる。
主人公の姿を消してしまう。

主人公の行動を通して、
プレイヤーに物語を伝えようとするゲームと、
プレイヤーの存在を明快に自覚して、
直接メッセージを伝えることのあるゲーム。

その明快な違いが、
こんなところにも見えていると思うのです。"

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