深い。ドラクエ一つでこんなに考えられるなんて(笑)
自分だと中々こんな考えは浮かばなかったから、ちょっと新鮮♪
"もっと、わかりやすい例を出しましょうか。
「ドラゴンクエスト」です。
その名セリフの中に、「死んでしまうとは なにごとだ」
というものがありますよね。
このセリフも、ゲームならではの言い回しです。
だけど、このセリフを発した王様は、
それを「主人公」に向かって言っています。
プレイヤーに向かって言っているわけじゃない。主人公に向かって発せられたセリフを、
プレイヤーが読む、という形になっていると思うのです。つまり、小説的な言い回しなんですよ。
小説内の会話シーンを読むのと同じことなんです。
「ドラゴンクエスト」って、
ものすごく「小説」な味わいのするゲームです。ウインドーデザインもそうでしょ。
アイテムを装備したり、道具を使ったりするとき。ぽんぽんぽん、とウインドーが開く。
しかし、主人公の姿は消さない。
フィールド上にいる主人公の姿を表示したまま、
周囲にウインドーが開いていく。「そこに見えているキャラが、主人公なのだ」
ということを、示し続ける。
一瞬たりとも、主人公の姿を消さない。たとえば「ファイナルファンタジー」が、
アイテム装備、あるいはステータス確認のとき
画面を切り替えて、
画面全体にウインドーを開いてしまうのとは、対照的でしょ。「ゼルダ」もそうだよね。
画面全体がステータス画面になる。
主人公の姿を消してしまう。主人公の行動を通して、
プレイヤーに物語を伝えようとするゲームと、
プレイヤーの存在を明快に自覚して、
直接メッセージを伝えることのあるゲーム。その明快な違いが、
こんなところにも見えていると思うのです。"
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